| いずみずむ | 高崎真哉的電網家頁 |

「いずみずむ」サイト作成と著作権
2002/09/23 初版 2002/09/24 1.3版
2002/09/26 1.4版 2002/09/27 1.5版
2004/03/09 1.7版 2004/04/19 1.8版

竹本泉作品に対する当サイトの著作権侵害について

著作権侵害と当サイトの目的

当サイトの閲覧者・利用者の皆様へのお願い

当サイト内の写真・文章などに関する著作権

著作権は誰のため?

オンライン書店との提携について


【竹本泉作品に対する当サイトの著作権侵害について】

 当サイトでは竹本泉作品の著作権を、多分、きっと、かなり、すごく、侵害しております。これは漫画という「絵」を伴う竹本泉作品の素晴らしさを広めたいが為の行為であり、竹本泉先生及び出版社等に不利益を被らせることを目的としたものではありませんが、法律上の解釈では弁解の余地がない気がします。

 著作権は親告罪だそうですので、竹本泉先生周辺、及び出版社関係者等から要請があった場合には問題個所を訂正する用意があります。


【著作権侵害と当サイトの目的】

 私・高崎は著作権の侵害を自覚しながら当サイトを作っているわけですが、その際にせいぜい出来ることは著作権法の真の目的に少しでも配慮することです。すなわち

●著作権法第一条
 この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に関し著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発展に寄与することを目的とする。 

とあるわけですが、竹本泉作品について言うならば「著作者等の権利の保護」とは「竹本泉先生および出版社等の経済的な利益保護」であり、「文化の発展に寄与」とは(ちょっと大袈裟ですが)「竹本泉作品の世の中への普及」になると思われます。

 当サイトは著作権侵害をしているわけですが、しかし著作権制定の目的である著作権者の利益保護とその作品の普及(言いかえれば文化の発展)はむしろ当サイトの製作動機でもあります。すなわち「『いずみずむ』なきっかけ」でも書いているように当サイト「いずみずむ」の目的は竹本泉作品の一層の普及と、竹本泉先生および出版社等の御活躍を応援することにあるわけで、もし当サイトの存在により竹本泉作品の販売が減ったりすることがあれば、私自身がとても不本意な結果であると言えます。

 当サイトでは著作権侵害をしつつも、著作権の本来持つ真の目的を目指すようなサイトづくりを目指したいと考えています。具体的には

「当サイトが著作権侵害により竹本泉先生等に与える不利益」

「当サイトの存在がもたらす竹本泉先生等の利益拡大(=竹本泉作品の普及促進)」。

との両者のバランスに私はドキドキしながら、そして後者の方が少しでも大きくなることを願いながら当サイトを作っています。御理解頂けると幸いです。続きは「著作権は誰のため?」にて。


【当サイトの閲覧者・利用者の皆様へのお願い】

 以上のような理由により、私は当サイトを御利用の皆様にひたすらお願いします

 当サイトでは竹本作品からの無断転載を多数しているわけですが、その画像を手に入れたいと思った場合には、出来る限り御自分で竹本泉先生の作品を購入して下さい。

 御協力お願いいたします。


【当サイト内の写真・文章などに関する著作権】

 当サイトの画像・文章などに関し、著作権は竹本泉先生および出版社もしくは高崎にあります。勝手に転載し、自分で作成したもしくは自分で編集した絵・写真・文章としてネット上などに公開することは御遠慮下さい。

 上述した著作権法で書かれた「著作者等の権利の保護」には「経済的利益」の他にも「製作者としての名誉など精神的・社会的利益」があると思われますが、当サイトでは竹本泉先生(および出版社など)の作った著作物(画像や漫画のストーリーなど)と高崎が編集および作った著作物(前者の画像を編集したもの、写真、紹介文・論説・批評などの文章など)はほぼ明確に分けており、竹本泉先生や他の人の著作物をあたかも自分の著作物であるかのように装った部分はないはずです。

 そのような点での著作権侵害はモラル的にも法律的にも許されるべきではなく、当サイトも行っていないつもりですので御理解下さいませ。(なお、それらの行為は親告罪とはされていない、すなわち著作権者の意志に関係なく、調査事実により犯罪が立証されるとのことです。)

 万が一、当サイトの情報のうち高崎に属すると思われる著作物を転載などで利用したいという場合には、サイト主・高崎真哉まで御連絡下さい。竹本泉作品普及の為ならば原則、お断りすることはありません。


著作権は誰のため?

 私は考えます。

 「竹本泉先生および関係会社の著作物から作った画像を壁紙として使っているが、もしそれらの関連製品(たとえば具体的には『だいなあいらん』の壁紙集など)が出た場合、私の行為があったことで売り上げが減ってしまう危険性があるのだろうか?」

 「著作権侵害をして作った画像を置いておくことで、それに関係する先生の作品の販売を減らすことになってしまうだろうか?」

 「私が作った竹本泉ゲーム作品に関する頁『いずみみっくす』の為に、もし次回竹本泉先生絡みの製品が出た場合、売り上げを少なくする危険性があるのだろうか?」

 私はそれらが可能性としてありうることを否定しません。けれどもそうではなく、結果的にはむしろ竹本先生らの利益になることを強く強く願っています。

 続いて私は考えます。

 「私のような形あるいはスタンスで、竹本泉ファンのサイトがたくさん著作権侵害を犯したら、結局上のような望まない自体、すなわち竹本泉先生の作品の売り上げを減らすことになるのだろうか?」

 それらは十分にあり得ることかもしれません。けれどもそうではなく、竹本泉ファンのサイトが自制しながら活発化し、それによって竹本泉作品の魅力に気がつく人が増え、竹本泉先生および関係する出版社などの一層の発展に結びつくことを強く強く願っています。

 「竹本泉作品に対する当サイトの著作権侵害について」で述べているように私ははっきりと著作権侵害をしていることを意識しており、その上で「著作権侵害と当サイトの目的」に書いたように、当サイトの存在とその姿勢が竹本泉先生および出版社などの利益に繋がることを強く願っています。
 これらは独りよがりな考えであり、あまりに楽観的な見方・願いなのかもしれません。けれども現実として、私の希望の形になる可能性「も」それなりにあるわけです。

 私は「自作電脳もの」の「はじめに」で書いていますが、インターネットで個人が持つようになった情報発信の可能性について、とてもスゴイことだと思っています。そこでは「自作パソコンの情報」という著作権侵害の問題を起こしにくい内容について書いたわけですが、ある著作物に対するファンサイトなども同様な可能性を論じることが出来ます。すなわち出版社や関係者が作るサイト以上に充実した、多くの人々に影響を与えるサイトを作ることが可能であり、インターネット上では現実に多く起こっているはずです。

 その際に片っ端から著作権に引っかかる情報を刈り取っていけば良いのか?それが「刈り取ってしまえ」と言えない点こそが、著作権法が親告罪でしかない「法律」なのだと考えます。
 著作権の存在意義は究極的には著作権保有者の為
にあるのであり、ある著作権侵害行為が取り締まるべきもの(つまり犯罪)であるかは著作権保有者が判断し、行動すべきものです。第三者はアドバイスや情報提供をするにとどまりますし、止まるべきです。

 これは当サイトが行っている竹本泉作品への著作権侵害行為に関し、私が注意を受けたり、訴えられることはないだろうと楽観し、あるいは開き直っていることを意味しません。
 事実、ミッフィー(私が子供の頃は「うさこちゃん」でした)のキャラクターの著作権を持つ「株式会社ディック・ブルーナ・ジャパン」が日本の非営利のファンサイト複数に対して画像の撤去を要請した件があったそうです。

Kitty & Miffy Home Page」の「ディック・ブルーナ・ジャパンからの手紙
http://www12.big.or.jp/~meher/books/diary/s010511.htm
http://syufu.parfait.ne.jp/ranbun/20030602.html

 知的所有権がますます重要視されていく中、あるいはインターネットとそれに関連する法整備が整う中で、これらの著作権の問題は避けては通れない問題でしょう。しかしその解決が上述のパターンすなわちファンサイトでの画像使用を一切認めないことでしか解決出来ないとは思えません。

 現在の段階では...

 「著作権侵害が少しでもある行為は避けなければ...」とひたすら戦々兢々として、著作権侵害になる画像の類を一切載せないことも出来るでしょう。けれども、「絵」というものの存在を切り離しては考えられない漫画・コミックである竹本泉作品を紹介する際、その手法では十二分にその魅力を紹介することは困難なように感じます。

 一方で
「著作権は基本的人権とは言えず、文化の発展の為にもむしろ害が大きい権利である」
「どうせ著作権者は何も言ってこない」
「宣伝をしているんだから良いじゃないか」
と奢ったり、楽観したり、開き直ったりすることも出来るかもしれません。けれども、実際にはそこまで達観する度胸は私にはありません。

 結局、私・高崎が出来ることは、竹本泉先生と出版社あるいはゲーム会社などの御活躍の一助になると信じながら、さらには益と害の微妙な中で事実上黙認してほしいと期待しながら、細々と著作権侵害を一部でしつつ、考え考えこのサイトを作っていくことだと思います。
 無論、竹本泉先生もしくはその周辺あるいは出版社やゲーム会社などの要請があれば真摯に受け止めるつもりでいますが、関係者の方にせよ、そうでないにせよ、御理解頂けると幸いです。

■著作権に関して参考になるサイト:
著作権について〜マンガとの関係〜
 http://www.linkclub.or.jp/~yoo/copyright/
しゅんしゅんの著作権講座
 http://www.geocities.jp/shun_disney7/
ネットワーク時代の知的所有権入門
 http://www.imasy.or.jp/~ume/copyright-ml/inetmag/index-j.html

ネット環境下の著作権と公正利用(フェアユース)
 http://www.nic.ad.jp/ja/materials/iw/1997/proceedings/fujimoto/fairuse.html
引用と著作権の問題を考えるページ」(アーカイブ)
 http://web.archive.org/web/20010806152337/www.geocities.com/poli_wag/
パロディ・モンタージュ写真事件
 http://ensis.jura.niigata-u.ac.jp/~w-semi/resume1998/paro.html
聖書と著作権
 http://park10.wakwak.com/~ebible/bsrch/chosakuken.html

著作権至上主義は文化の衰退をもたらす
 http://www.hotwired.co.jp/news/news/culture/story/20011130204.html
著作物は誰のため? 作品の再利用をめぐる米国の現状
 http://www.hotwired.co.jp/news/news/culture/story/20021018207.html


オンライン書店との提携について

  当サイトでは当初から、紹介している竹本泉作品の名前に、あちこちの書店へのリンクを張っておりました。これは本の表紙がどのようなものであるをお見せしたいのと、皆様が少しでも竹本泉作品に近づけるようにするための措置のつもりでした。

 2004/03現在、サイト主が自分のサイトで広告を載せ、その対価を受け取るシステムが普及し始めています。一般にはアフェリエイト方式などと言われますが、私・高崎の作っているサイト下でも何カ所かでそれを導入しており、その動機・意図については「高崎真哉的電網家頁 バナー広告について」でお知らせしております。

 さて上記アフェリエイトバナーの場合、必ずしも宣伝商品は私が勧めたい品物とは限らないわけですが、竹本泉作品を扱うこの「いずみずむ」ではそもそもの制作目的を「竹本泉作品を少しでも広めること」「少しでも皆様に竹本泉作品を買って貰うこと」としており、その点で竹本泉作品を販売する企業様と利害が一致しております。

 そこでどうせならということで、サイト主と広告契約を結ぶようなシステムを導入させて頂くことにしました。現在の所、以下のサービスと提携させて頂いております。

オンライン書店bk1
http://www.bk1.co.jp/

 すなわち、当サイトのリンクを通じて竹本泉作品を買って頂いた場合、私に一部のお金がフィードバックされるシステムです。

 実際にこのようなシステムを使っておられるサイト主の方ならよく御存知でしょうが、こういう方式で十分に利益を上げるのは極めて困難であり、私もこれでまとまった収入を期待するつもりはありません。その動機のメインはむしろ「自作電脳もの頁」の「はじめに」で書いているように、インターネットが持つ個人の情報発信のもたらす可能性についての興味が強くあり、その好奇心が主な動機でこのシステムを導入しております。

 本頁では当サイトが犯している著作権侵害について述べているわけですが、人によっては「著作権を犯しておきながら、それを利用して金を稼ごうとは言語道断」という見方をなさる方もあるかもしれません。
 そう言われると当方も反駁しようが無いわけですし、収入のない現状でお金が欲しくないわけではないですが、上のような好奇心メインで導入していること、何よりも稼ぐために著作権を侵しているのではない、すなわち「著作権を侵すついでにオンライン書店との契約で小遣いを稼いでいる」という考えでいることを御理解して頂けると幸いです。

 なおおそらくは、ほとんど私の懐へお金が入ってくることはないと思いますが、いずれにせよこのシステムを導入していることで頂いたお金に関しては、その収入に関してサイト上、もしくは掲示板等で御報告するつもりです。これについては既に導入済みのバナー広告にて実行しております。

 よろしく御理解の程、お願い申し上げます。


(C)竹本泉だいなあいらん』(ゲームアーツ)

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